第二部 序章 それから変わりのない日々
2001年4月に第一部を終了して以来、なんと丸4年『んがお』さんちの『のっぷぴ』4匹は全く変わりのない日々を過ごしていました。 本当に驚くべきことなのですが、とりたてて怪我も病気もしなかったのです。 これは、飼い主としては幸運としか言いようのないことだったと思います。 そのおかげで趣味にしている滝めぐりを思う存分楽しむことができました。猫たちをほおって2泊くらいは平気で家をあけます。そんなことをしても大丈夫という不思議な自信がありました。 その私の手前勝手な自信に猫たちも応え、時に不満としてヘンな場所にウンチをしたり嘔吐物を撒き散らしたりはしましたが、本当にずっと健康でいてくれたのです。 しかし、4年たてばその分確実に年老いていくものです。 第一部では貰われてばかりの子猫だったムサシとミユキも第二部では9歳の年寄り猫になっています。 ずっと変わらずに健康でいた分、あっと言う間にシニアになってしまいました。 食事もシニア食を食べるようになったし、行動もすっかり安定して落ち着いた毎日を送っていました。 せいぜいムサシが5歳頃に牙を抜歯、ミユキが8歳に猫独特の歯の病気で牙以外のほとんどの歯を抜歯したくらいです。猫は歯を抜いても支障なく食事ができるのでそれほど困ったこともありませんでした。 いつかは来るであろう別れは、きっと歳をとったことによる内臓の病気だろう、と思いながらも、穏やかな日々を送っていたのでした。 そして、2005年の7月が来ました。 第二部 第一章 ぷーちゃん闘病記 へ |
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