第五章 なんで『のっぷぴ』?

さて、やっと『のっぷぴ』の名前の由来となった役者がすべて揃いました。
みなさんは、動物と一緒に暮らしていていつのまにか最初につけた名前と別の呼び方をしている時がありませんか?
『んがお』家の猫たちも、その時々で色々な呼び名をつけられました。
『のっぷぴ』は、そんな呼び名の名残なのです。

『のっぶぴ』の『の』は、チョビのことです。
のんびりした性格だったので、チョビ太、とか、のび太、とか呼ばれていたのです。チョビはその後、おチョビ郎と呼ばれるようになり、それでは長いので、ビロとか、ビンビロとか呼ばれていました。なんとなく殿様みたいな性格をした猫だったのです。

『のっぷぴ』の『ぷ』は、フジコのことです。
この子はもう、家に来たその時からぷーちゃんと呼ばれ、今でもぷーちゃんのままです。どっから見てもぷーちゃんなんです。本名を呼ばれるのは、多分、動物病院だけでしょう。

『のっぷぴ』の『ぴ』は、スズカのことです。
なぜ『ぴ』かと言うと、小さいころ「ぴよーん、ぴよーん」と聞こえる声でないたもので、ぴじ、とか、ぴ、とか呼んでいたのです。この子は呼び名が数多くあり、ズカ、ジュカ、ズカッパ、カッパ、と変化して、今は女ボスなのでカッパ姉ちゃんと呼ばれています。「すーずかっ」と呼ぶと、尻尾をぶんぶん振ってくれるので、時々本名で呼ばれることがあります。そういえば、パッカ、とか、パッパ、とかも呼ばれて、そのたび自分の事だと認識しているらしいので、かなり頭がいい子です。

本当なら『んがお』家に来た順番で『のっぴぷ』にしたほうがいいのでしょうが、語呂がいいので『のっぷぴ』にしました。
これは、じつは、発行部数8部の超ミニコミグループ紙に描いている4コママンガのタイトルとして考えた名称ですが、『んがお』家の猫たちの総称に丁度いいのでHPにも使うことにしたのでした。
                                     
第六章  お引っ越しは災難だ  に続く

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